食中毒対策
2024/09/18
8月上旬、ノロウイルスが原因の集団食中毒が発生した施設での患者数が500人以上に上っていることが全国的に取り上げられております。施設が提供した食事などを利用したお客様が下痢などの食中毒の症状を訴えていることが発覚の原因となりました。調査した結果、従業員からノロウイルスが検出され、施設が提供した食事が原因の食中毒と断定しました。現在、判明している患者の年齢は1歳から78歳となっています。また、調査では施設内で汲める湧き水のみを飲んだ人の発症も10人確認されているため、施設が提供した食事だけではなく、湧き水がノロウイルスに汚染されていた可能性が御座います。
一般消費者からは、「今後は外食や旅館を使用するのことが怖くなりました。」「都会の人たちは湧き水は綺麗だというイメージを持たれている方が多いが、田舎育ちの人たちは湧き水は飲まない。」「自然界には野生動物の糞で汚染された水もあるので気を付ける必要があり、飲み水としては使用してはいけない。」との声も上がっております。
ノロウイルスの食中毒は冬場の「牡蠣」のイメージが強いですが、今回『湧き水』が汚染されていたことによりノロウイルスの食中毒を発生させたようです。また、こちらの施設は法律で義務付けられている水質検査を行っていなかったとのことです。
ノロウイルスはヒトの小腸粘膜で増殖するウイルスです。ノロウイルスは、冬季を中心に、年間を通して胃腸炎を起こします。また、85℃~90℃で90秒間以上の加熱によりウイルスは感染力を失うとされています。感染経路は疫学的調査から、カキの関与が強く指摘されています。
ノロウイルスに感染した調理従事者が食品を汚染したことが原因と疑われる事例も多く発生しています。ノロウイルスは、乾燥状態、液体の中で長期間安定である可能性があり、水中では60日~728日生存するとされています。凍結に対する耐性があり、貝、ベリー、カーペット、ステンレススチール、ポリ塩化ビニル及び陶器の上でも長期間生存できること等が報告されています。
水やノロウイルスに汚染された食品。特にカキを含む二枚貝が多く報告されています。ノロウイルスは貝の体内では増殖できません。二枚貝の生息域がノロウイルスに汚染されると、ノロウイルスを体内に蓄積してしまうと考えられています。また、感染者の便や吐しゃ物に接触したりすることにより二次感染を起こすことがあります。感染者が、用便後の手洗いが不十分なまま料理をすると、食品がウイルスに汚染され、その食品を食べることにより、感染が引き起こされるおそれがあります。
潜伏時間は24~48時間で、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱が主症状です。通常3日以内で回復します。感染しても全員が発症するわけではなく、発症しても風邪のような症状で済む人もいます。
抵抗力が落ちている人や乳幼児では数百個程度のウイルスを摂取することで発症します。
カキなどの二枚貝は中心部まで十分に加熱(85℃~90℃で90秒間以上)してから食べましょう。
湯通し程度の不十分な加熱ではウイルスの感染力は失われません。
生鮮食品(野菜、果物など)は十分に洗浄しましょう。
トイレの後、調理をする際、食事の前にはしっかり手を洗いましょう。
手洗いの後、使用するタオル等は清潔なものを使用しましょう。
上記のように、ノロウィルスは加熱によって対処可能なウィルスになりますが、人の手やトイレなど加熱殺菌が出来ない箇所も御座います。そういった箇所につきましては、洗剤の使用が効果的になります。 弊社が推奨する商品は【ノロスター】といわれる、ノロウイルス対策に特化したアルコールになります。アメリカ疾病予防管理センターや食品衛生検査指針で推奨されている【複数のウイルス】で効果を検証済みのアルコール製剤になります。※通常のアルコールではノロウイルスには効果は御座いません。
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また、弊社では水質がノロウイルスに汚染されていないか検査することが可能です。
適切な対応で、ノロウイルスによる食中毒を起こさないように心がけていきましょう。