HACCPの土台には、日頃から行っている一般的衛生管理が必要です。
例えば、手洗いや清掃・調理器具の消毒を行う頻度も、HACCP導入の際に作業手順として書式化することになります。
一般的衛生管理についても再度確認する事になりますので、結果的に衛生管理のレベルは向上することになります。
食品クレームで最も多いのがゴミや毛髪、害虫などが混入してしまう異物混入です。
HACCPを導入することで、異物の混入などを未然に防ぐことができ、その結果としてクレームも減少していきます。
消費者の食への安全・安心を求める声は常に上がっており、食品衛生管理を重視している企業の商品が手に取られるようになります。
HACCP認証を取得することで、より消費者や取引先からの信頼を得られさらには世界的にも通用し、会社のブランド力の向上にもつながっていきます。
HACCPを導入し危害要因を「見える化」することにより新人の従業員様でも「何がリスクなのか」「それは何故リスクなのか」を、すぐに理解することが出来るようになります。
不明確だった作業手順が標準化され、従業員の衛生意識もレベルアップします。
正しい衛生管理、できていますか?
衛生管理を「見える化」し、
食品事故を予測・予防しましょう。
原材料の受け入れから最終製品までの各工程ごとに、微生物による汚染や、金属の混入等の危害要素を分析した上で、
危害の防止につながる特に重要な工程(CCP)を継続的に監視・記録するのが、HACCPの工程管理です。
最終製品の一部で、事前に規定した基準を満たしているか検査し、
安全性を見るのが、従来の管理システムです。
今後、食品事業主が事業を営むにあたり、
一定の条件により、下記の2点のどちらかを必ず実践する必要があります。
さまざまな規格を理解し、
自社の事業にとって必要な規格はなにか
選ぶことが大切です。
※GFSI(グローバル・フード・セーフティ・イニシアチブ)とは…
世界中の食品安全管理システムの継続的な改善を協働で推進するため、食品業界の主要な関係者が集まり活動をしている業界団体。
GFSI の承認を受けた認証制度は「GFSI 承認スキーム」と呼ばれ、信頼に足る食品安全の認証制度として世界中で利用されています。
平成30年6月より食品衛生法等の一部が改正されました。
7つ改正された内【HACCPに沿った衛生管理の制度化】をご紹介いたします。
内容としては、原則として、全ての食品事業者に、一般衛生管理に加え、HACCPに沿った衛生管理の実施を求めることです。ただし、規模や業種等を考慮した一定の営業者については、取り扱う食品の特性等に応じた衛生管理とします。HACCPに関しては、先進国を中心に義務化が進められております。丸信としても、HACCPを基にお客様のお役立ちが出来る様尽力致しますので何かご要望があった際は、担当営業まで御用命下さいませ。
2021年完全施行(2020年施行1年間猶予)