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【感染型】腸管出血性大腸菌

食中毒対策

2021/03/09

病原性を持つ大腸菌のうち、腸管に強い細胞毒性を示すベロ毒素を産生するものを腸管出血性大腸菌と呼びます。
代表的なものとして、O-157があり、他にもO-26、O-111などが存在する。

食中毒の発生件数は?年間約35件、患者数は約450人程度
発生しやすい時期は?7~9月に多く発生しています。
どんな症状になるか?激しい腹痛と、水溶性の下痢など、嘔吐や発熱を伴うこともある。
抵抗力が弱い感染者の場合、溶血性尿毒症症候群(HUS)などの重症合併症を発症することもある。
潜伏期間は?約3~8日。
原因は?汚染された食品を摂取することによる感染と、感染者による二次感染の2パターンがある。
原因となる食品は、ローストビーフ、牛レバー、サラダなど、生に近いもの。
感染者のふん便処理後、手洗い・消毒が不十分なことにより、汚染してしまう。
対策は?・生野菜はよく洗い、肉類は、十分に加熱して食べましょう。
・生肉を扱ったあとは、手洗い・消毒を徹底しましょう。
・料理する前・排便後は、手洗い・消毒し、赤ちゃんのおむつ替えの場合も、必ず手洗い・消毒しましょう。
・感染者の便や嘔吐物が付いたものは、塩素系消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム)などで消毒してから洗濯や、廃棄するようにしましょう。

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