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【感染型】ウエルシュ菌

食中毒対策

2021/03/09

ウエルシュ菌は、クロストリジウム属に属する嫌気性桿菌(細長い棒状・円筒状)です。
人や動物の腸管、土壌、水中など自然界に広く分布し、酸素がなくても増殖し、芽胞を作ります。
一度に大量の食事を調理する給食施設などで発生することから“給食病”の異名もあります。

食中毒の発生件数は?年間約25件、患者数は約2500人程度
1件の発生に対して、患者数が多くなるのが特徴です。
発生しやすい時期は?年間通して発生しています。
どんな症状になるか?下痢、腹痛をおこします。嘔吐や発熱はまれです。
多くは軽症に経過し、1両日で治癒します。
潜伏期間は?約6~18時間です(平均10時間)。
原因は?肉類、魚介類、野菜を使用した煮込み料理(カレー、スープ)など、大量調理食品(中心部に酸素がない状態)が原因となりやすいです。
家庭での発生よりも、給食施設で発生することが多いです。
加熱済みといって、安心できる菌ではありません。100℃、4時間でも死滅しません。
対策は?・加熱は予防にならないため、つけないこと・ふやさないことが大事です。
・野菜は洗浄を徹底し、肉・魚などは、清潔に扱われたものを選ぶ。
・前日調理は避け、調理したものはすぐに食べましょう。
・本菌の発育しやすい温度(約40℃)を長く保たないように注意する。
・やむをえず保管するときは、小分けしてから急激に冷却する。
・酸素があると増殖できないので、大量調理する場合は、こまめに攪拌させましょう。

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