食中毒対策
2021/09/27
ノロウイルスは、細菌よりさらに小さく、人の体内(小腸)でしか増えません。自然界での抵抗性が強く、長期間生存します。10~100個と、非常に少量のウイルス量で人に食中毒を起こします。
食中毒の発生件数は? | 事件数は、約250件、患者数は、約8000人と食中毒のなかでも上位に位置しています。 |
発生しやすい時期は? | 11月から12~2月をピークに迎えますが、年間を通して発生します。 |
どんな症状になるか? | 吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱が主症状です。通常3日以内で回復します。ただし、発症後2~3週間はふん便中にノロウイルスを排泄し続けるケースが多く、陰性確認が必要です。 |
潜伏期間は? | 24~48時間 |
原因は? | 加熱不十分な二枚貝の喫食。調理する人の手指などを介して、ノロウイルスが食品についたことが原因。吐物や下痢便がチリホコリとなったものを吸い込んで感染する場合もあります。いずれにしても、経口感染です。 |
対策は? | ・二枚貝を加熱調理する場合は、十分に加熱しましょう(中心温度 85~90℃90秒間以上)。 ・手洗いの徹底しましょう。特にトイレ使用後や調理前には十分な手洗いを。 ・調理器具や調理台などは、いつも清潔にし、熱湯や次亜塩素酸ナトリウムで消毒します。下痢や嘔吐等、体調不良時には調理しないようにしましょう。 ・吐物処理やトイレ清掃は使い捨ての手袋、マスクを着用して行い、吐物・使用済み資材はビニール袋に入れて密封して捨てます。1000~2000ppm次亜塩素酸ナトリウムによる清拭消毒も行い、使用済み資材は同じ袋に入れて捨てましょう。 |
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