食品検査とは、原材料や製品がどれだけ細菌に汚染されているかを調べる検査です。
細菌やウイルスが食中毒の主な原因となりますが、残念ながら人の目には見えません。
普段から清潔にしているつもりでも、細菌やウイルスなどでいつの間にか食品が汚染されているかもしれません。
洗浄後の器具や手指の菌を数値化し把握することは、衛生状態を改善し食中毒の予防につながります。
日本では「食品の安全性確保の為に公衆衛生の見地から必要な規制その他の措置を講ずる事により、飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止し、もつて国民の健康の保護を図る事」を目的として「食品衛生法」が定められています。
これを簡単に要約すると「人の健康を損なう有毒物質や病原微生物で汚染されたものを、販売、製造、調理、陳列等してはいけない」ということです。
しかし、人の健康を損なうものかどうかは、食品検査をしてみないと分からない部分が多々あります。
また、厳しく基準が設定されているものもあるため、
①食品が微生物汚染されていないか。
②食品の中に残留農薬や有害物質、または放射線物質が含まれていないか。
③日本とは違う基準で作られている輸入食品は日本の基準に適合しているのか。
など、食品の種類ごとに定められている検査を行う必要があります。
他にも「購入した食品に対するクレーム」や「食中毒の疑い」が発生した際にも、その原因を究明するために食品検査を行うことがあります。
また、分析することで「表示すべき成分」や「任意で表示できる成分」の含有量を正確に表示し、栄養成分表示の義務化に対応できます。
食品検査を行うことがリスク管理につながり、「食の安全・安心」を確保することになるのです。
丸信では包装資材提供にとどまらず、食品衛生などの活動を始め衛生商品の紹介、
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